日本調味食品株式会社
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レトルト食品の製造から出荷まで

「食品の安全・安心」が世界的に叫ばれている中、食品中に生存する微生物などがいないという理由で安全な食品として注目されている「レトルト食品」。その「安全性」と「おいしさ」は、いかにして作り出されるのか、製造から出荷までの各工程をご紹介いたします。


(1)原料入荷


優れた商品を作る為には、優れた原料が必要なことは言うまでもありません。厳選された原料が入荷してきます。
原料入荷
 

(2)原料受入検査


入荷した原料が、規格に合格しているかどうかを検査します。
 
 

(3)前処理


必要に応じて、原料を水洗いや切断、ソテーやボイル等の前処理を行います。
 
 

(4)調合・調理


マニュアルに従って、調理釜に調味液原料を計量して投入します。その後、混合・煮込み等の加熱調理を行います。
調合・調理
 

(5)品質検査


調理を終えた調味液は品質管理課で品質検査を行います。検査合格が出てから次の工程に移ります。
品質検査
 

(6)金属探知器


検査合格した調味液は金属探知器を通して検査をします。調味液中に微少の鉄片などの金属があれば、探知して調味液とともに金属を排出します。
金属探知器
 

(7)充填包装


金属探知器を通過した調味液は、充填機でレトルトパウチ※に一定量を充填し、脱気してからパウチを加熱溶融して密封します。同時に賞味期限を印字します。
※レトルトパウチは遮光性を有し、且つ気体透過性がなく加圧加熱殺菌を行った後、破損・変形・変色等を生じない容器であることが必要(食品衛生法)
充填包装
 

(8)加圧・加熱殺菌・冷却


食品衛生法では「pH4.6を超え、且つ水分活性が0.94を超えるレトルト食品にあっては、中心部の温度を120℃で4分間加熱する方法または、これと同等以上の効力を有する方法」と規定しています。この工程で製品中の微生物は死滅し、常温保存が可能な製品になります。
加圧・加熱殺菌・冷却
 

(9)製品検査


殺菌後の製品を抜き取り、品質管理課で出荷判定の検査を行います。製品の基準に合格していることが確認されてから、出荷OKの承認が出ます。
製品検査
 

(10)脱水乾燥


冷却工程で水にぬれて出てきた製品の表面を、脱水し乾燥します。
 
 

(11)包装


製品の密封部分に異常がないか等、全数外観検査して箱詰めします。箱に製造ロット番号と賞味期限を印字します。
包装
 

(12)保管


箱詰めされた製品は倉庫に保管されます。
保管
 

(13)出荷


こうして、各工程の担当者が注意深く心を込めて作り上げたおいしさは、安全で安心な製品として、皆様のもとへ出荷されてまいります。
出荷