食は安全から。
安心される物づくりを
「食品の安全・安心」が世界的に叫ばれている中、食品中に生存する微生物などがいないという理由で安全な食品として注目されている「レトルト食品」。その「安全性」と「おいしさ」は、いかにして作り出されるのか、製造から出荷までの各工程をご紹介いたします。
原料受入・検査
優れた商品を作る為には、優れた原料が必要なことは言うまでもありません。厳選された原料が入荷してきます。
入荷した原料が、規格に合格しているかどうかを検査します。
原料計量
配合表どおりに正確に計量します。
原料投入
粉末原料・液体原料の順に煮釜へ投入します。
調合・調理
マニュアルに従って、調理釜に調味液原料を計量して投入します。その後、混合・煮込み等の加熱調理を行います。
中間検査
調理を終えた調味液は品質管理課で品質検査を行います。検査合格が出てから次の工程に移ります。
金属検出器
検査合格した調味液は金属探知器を通して検査をします。調味液中に微少の鉄片などの金属があれば、探知して調味液とともに金属を排出します。
印字・充填・シール
充填機にセットしたレトルトパウチに賞味期限を印字し、金属探知器を通過した調味液を一定量充填した後、パウチを加熱溶融して密封します。
※レトルトパウチは遮光性を有し、且つ気体透過性がなく加圧加熱殺菌を行った後、破損・変形・変色等を生じない容器であることが必要(食品衛生法)
ウエイトチェッカー
全ての商品を通過させます。
加圧加熱殺菌・冷却
食品衛生法では「ph4.6を超え、且つ水分活性が0.94を超えるレトルト食品にあっては、中心部の温度を120℃で4分間加熱する方法または、これと同等以上の効力を有する方法」と規定しています。この工程で製品中の微生物は死滅し、常温保存が可能な製品になります。(CCP)
製品検査
殺菌後の製品を抜き取り、品質管理課で出荷判定の検査を行います。
除水
冷却工程で水にぬれて出てきた製品を除水機に通し、パウチについた水を取り除きます。
X線検出器
全ての商品を通過させ、ガラス・金属等異物のチェックをします。(CCP)
包装・保管
箱詰めされた製品は倉庫に保管されます。
出荷
検査合格品を出荷します。